地元、群馬県渋川市にある、「うどん屋」と言う名前のうどん屋。
以前からとても気になる存在だったのですが、先日初めて訪れることができました。
ニボシ出汁 うどん屋。この看板が目印。
渋川駅から車で10程のところ。渋川駅からも、最寄りの吾妻線金島駅からも距離があるので車を利用しないと訪れるのは難しいかもしれません。
参考までに、草津温泉へは車で向かう道中になりますが、伊香保温泉よりは先になります。
普通の住宅のようで、看板がなければうどん屋とは絶対に気づかないと思います。
この雰囲気がいいですね、とても。親戚の家に遊びに行ったような。
しかし、よくよく見ていくと、突っ込みどころが満載で。何からつっこんだらいいのやら。笑
遅めの出発だったので、営業時間に間に合うか電話をしたら、まだやっているというので向かいましたが、おそらく閉店際の最後の客で、到着を待ってくださっていたようでした。
他のお客さんはすでにおらず、とても感じのいい店主が迎えてくれました。
うどん屋にしては豪華すぎるオーディオセット。店内もいろんなレコードやCDがとにかく洋楽邦楽問わずおいてありました。見えることろにあるものは邦楽が若干多めかな(?)
お茶を入れてもらった後、店主が音量を上げに厨房(台所と呼びたい)からやってきました。サービス精神高め。
テーブルには古い切手のコレクションが挟んであったり、手作りのグッズが売っていたり、見回しているだけでも飽きることのない店内でした。
安い。そしてシンプルで素晴らしい。冷たい(冷ぃ)うどんがお勧めのようです。笑
温かい(温ぃ)うどん+天ぷらを注文。小鉢がついて、煮干しの煮付け?のようなものがとても美味しかったです。うどんの汁を煮干しからとっているようで、ニボシ出汁に毎日4~6時間かけているとか。
もちもちでコシがあって、とても美味しいうどんでした。手打ちだそう。
弾力がとても好み。
煮干しだしも美味しかった。
天ぷら300円はお得。カボチャ、ジャガイモ、にんじん、なす、春菊でした。
店主が途中で、「はい、お誕生日~!」とおまけのうどんをくれました。(もちろんその日は誕生日ではない)。お勧めの冷たい(冷ぃ)うどんも少し楽しめました。こちらも美味しかったです。
ばあちゃん手織のスカーフが売っていました。つい立てこご売っているのかな、
その隣は忘れ物。持ち主が見つかるといいな。
うどんを食べていて衝撃だったのは、今年(2022年)12月でお店が閉店してしまうこと。
え!もっと早く来れば良かった。
店主がいろいろ聞かせてくれて、ここにお店を開いて10年。
その前は前橋で飲食業で働いていたとのこと。
(年齢的に言うと定年だったのか、定年が見えてきたからなのかくらいですかね)10年前にのんびりうどん屋でもできたら、と開店したのがこのお店。
手打ちうどんとニボシ出汁にこだわってのんびりやっていくはずが口コミ(になる理由は分かります)で話題になって忙しくてのんびりする暇がなくなってきたと、10年の節目で店じまいを決めたのだとか。
結構遠方からのお客さんも多いらしいです。
ただ、1年近く前から告知しているのは突然閉店するより常連さん思いだなとは思いました。
まだ半年以上あるので、もう何回かは行きたいなと思います。
渋川市 うどん屋
群馬県渋川市吹屋201−6
0279-23-8766
土日営業のようですが、わざわざ目当てに行く場合は念のためお問い合わせを。