2階建て新幹線、Maxとき、Maxたにがわラストランに乗車しました

2021年10月1日にE4系新幹線Maxの車両が引退するということで、最終日当日に乗車してきました。

群馬県出身のわたしは、物心ついた時の新幹線と言えば2階建て新幹線Maxでした。
Maxは停車駅が多く、上野‐高崎間が主な利用区間となるわたしは、ここ数年はスピード重視で停車駅の少ないものばかりを選択していましたが、
車両引退のニュースを聞いて、ぜひ最終日は乗車したい!と、
10月1日退社後に、東京‐高崎間を往復してきました。

電光掲示板に「さようなら2階建て新幹線」の表示

大学受験の試験日の朝も、地元の最寄り駅から始発に乗り、高崎から乗ったのがMax。
帰省の際は、学生でお金がなかったのであまり利用することがなかったのですが、
社会人になってからは、一度Uターン就職をしていたため、東京方面からの帰り道、いつも都落ち感のある悲しい思いをして乗っていたのもMaxでした。


ちなみに、学生時代に実家に帰省する際によく利用していたのは、今はなき「ムーンライトえちご」。
新宿を23時過ぎに出て、新前橋に着くのが深夜1時半近く、
また登りは深夜3時半近くに新前橋を出発して朝5時過ぎに新宿に着くというもの。
今思うと、これに乗るために駅まで送り迎えをしていた母親はすごいと思います。

10月1日、Maxラストランの乗車券を購入したのは乗車日の4日ほど前でしたが、
既に終電(本当のラストラン)の車両は指定席が売り切れ、その前の前の時間くらいでも窓際席は全て売り切れという状態でした。

今回は、東京駅‐高崎駅を往復する形で、
下りMaxとき337号
上りMaxとき・たにがわ348号
に乗車しました。

17時頃にはすでにホームに撮り鉄のみなさんが集合していて、
駅員さんたちも多数出動して横断幕を持ったり、まさにセレモニー。

2階建て車両を見ると、「でかい…!」と思う人は多いらしいのですが、
わたしは最初の新幹線のイメージがMaxから入っているので、「あさま」や「はくたか」を見ると逆にとても小さいな、という印象を受けます。

2階建て車両に乗るときはなんとなくいつも2階席を選択していました。なので、1階席に座ったことは数えるくらいしかない気もしますが、
たまに1階席に乗ると、ホームに着くたび、地下に潜ったような景色が窓の外に広がっていました。
窓の外に人の足、みたいな。笑

入口を入ると1階席、2階席へと別れる階段があります
もう新幹線に乗って階段を登ることはないのかと思うと少し寂しい気もします。
Thank you Max!
高崎駅にて。駅員さんが横断幕を持っていました。

東京駅を出発する時も、ものすごく多くの人(多くは撮り鉄さんたち)に見送られて出発。
新幹線でこんなにたくさんの方に見送られたことがなかったので驚きました。
途中、通過する駅にもたくさんの撮り鉄さんたちがホームで待機。

車内にもたくさんの撮り鉄さんが乗車していましたが、
「久しぶり~」などと声をかけあっていて、知り合い同士というか、コミュニティの存在を実感しました。

車内では、車掌さんからのラストランへの感謝のアナウンス。
これまでにMaxを愛してくださりありがとうございました、ということや、Maxの歴史などがアナウンスされ、とても感動的でした。
アナウンスをなんとしても録音しようと天上近くのスピーカーに手を伸ばしてスマートフォンを近づけている撮り鉄さんたちの光景が珍しく、わたしの目はそちらに釘付けでした。

東京駅に着いたのは22時30分前でしたが、撮り鉄さんたちが大集合。

この結合部分が人気スポットのようでした。

お巡りさんも撮りたいですよね。笑

余談ですが、以前、ロシアに行ったとき、制服を着て街なかで堂々とデートする警察や兵隊をかなり見かけたので、それに比べると日本の警察は真面目だな〜という印象がありますが(パトカーでマックに入った!とかまで文句言われるような国民性なので…昼ぐらい食べるでしょ、、)、写真撮影など全く問題ないというか、むしろ微笑ましい印象を受けました。

改札前に長蛇の列があって、これに並ぶと切符をくれる、とのことで並んでみました。
行きも分も貰えばよかったかな?
駅にたくさん特別仕様のポスターがありました。
動画もどうぞ!

そんなに意識して乗ってはいませんでしたが、終了するとなると途端に寂しくなるものです。
でも最終日に乗車できてよかった。

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