群馬県、桐生・大間々と栃木県の足尾(間藤)を結ぶわたらせ渓谷鐡道。
トロッコ列車が運行していて、里山~渓谷に沿って走っていくのですが、
四季折々の景色を車窓から見ることができます。
わたしは、11月の紅葉の時期の風景がとても好きで、
今回の乗車で3度目となりますが、毎回11月に訪れています。
始発の桐生駅~終点の間藤駅まで約1時間30分の電車の旅。
(一部、大間々駅発着の便もあります)
トロッコ車両に乗ると風が気持ちよく、
また、スピードがとてもゆっくりなので(車のほうが断然早いようなスピードです)、
のんびり景色を眺めたり、写真を撮影しながらの旅が楽しめます。
なお、トロッコ列車に乗るには通常の乗車券に加え、トロッコの整理券が必要となります。
トロッコの整理券は電話予約も可能ですし、ネットで予約しLoppiなどで購入しておくことも可能です。
紅葉のシーズンはとても人気なので、土日祝に乗車したい方は早めの予約・購入をおすすめします。
また、11月は少し冷えることがあるので、想定よりも温かい服装でお出かけください。
トロッコ列車には窓がないので、想像よりもずっと冷えます。
(乗る前に大丈夫でも途中で必ず冷え込みます。桐生・大間々→通洞・間藤方面へ行く場合は乗るときと降りるときで気温もずいぶん違います。)
水沼駅には温泉センターが併設されています。
最初は里山の風景をを抜けていきます。
お弁当やお菓子、飲み物、お土産が車内販売で購入できます。
神戸駅、と書いて「ごうど」と読みます。神戸(こうべ)ではありません。笑
単線なので、電車がすれ違うのは駅のみ。
神戸駅では、売り子が唐揚げやポテト、お酒、アイスクリーム、ホットコーヒーなどを売りに来ます。
行きも帰りもどちらもあり、帰りは結構冷えていたので、ホットコーヒーがありがたかったです。
余談ですが、電車でお弁当を食べるなら、駅弁が食べたい!と高崎駅で購入したたかべんの鶏めし。
わたらせ渓谷鉄道で購入したわけではありません。高崎駅で購入して持っていきました。
群馬で鶏めしといえば「登利平」がメジャーですが、だるま弁当のたかべんにも鶏めしがあります。
そぼろを使った少し甘いタイプの鶏めしです。
桐生・大間々方面から乗車した場合は、足尾・間藤方面に向かうにつれ緑が深く山になっていきます。
渓谷沿いの景色がとても美しい。
11月の頭に乗車しましたが、紅葉はまだ色づき始め。一番の見頃は年にもよりますが、11月中旬かと思います。
ただ色づき始めでも十分にきれいでした。
神戸~間藤の間の景色は特に見物になっています。
列車がカーブするポイントは特にシャッターチャンス。
車窓から見える足尾銅山跡。通洞近辺に複数あります。
帰りの列車までの間に、足尾銅山で観光する場合は、終点の藤間まで行かず、手前の通洞駅で降ります。
昔ながらの改札。
駅員さんがパチンと鋏を入れてくれるタイプの切符です。
通洞駅の周りは、とても静かな町です。銅山があった頃は、人口も今と比較にならないほど多く、活気があったそうですが、今はとても静かで、味のある街並みになっています。
次に来るときは、ぜひこのお店でご飯を食べてみたい。
足尾交番。交番にしてはとても大きな建物。7年前も同じようにわたらせ渓谷鉄道に乗って通洞で降りて、その時にこの交番でお手洗いを借りました。
その時、交番のお巡りさんに、「ずいぶん大きな交番ですね」とお伝えしたところ、
「昔、銅山があった頃はここも人口が多くて、その頃は警察署だったんですよ。日本でも一番小さい方の警察署だったんですが、人口が減って交番になって、今度は日本でも一番大きい方の交番になりました。」とこの交番についての小ネタを教えていただきました。
通洞から5~6分ほど歩くと足尾銅山に到着。足尾銅山については別記事で紹介します。
折り返しの時間、足尾銅山を見学して、また折り返しわたらせ渓谷鉄道で帰るのが恒例のコースです。