火口の迫力がすごい!伊豆大島三原山

伊豆大島の中央に位置する三原山。標高758mの火山です。

約2万年前から現在までに100~200年ごとに噴火を繰り返して、
現在までに100回は噴火したともいわれています。

最後の噴火は1986年で、約1ヶ月の全島避難。
火口付近に入れるようになったのは、10年後の1996年。

山頂付近はとても迫力のある風景となっていて、
火口の周りをぐるっと巡ることができるお鉢巡りは大変おすすめです。

お鉢巡りのルートから見える火口


登山コースは複数あり、代表的なのは4つ。
ここでは、
一番メジャーな三原山頂口遊歩道コース(舗装されている歩きやすいコース/総行程2時間強)と、
少し長めな大島温泉ホテルからの裏砂漠コース(登山道コース/総行程3時間程度)をそれぞれご紹介します。
どちらも、火口の周りをまわるお鉢巡り部分(45分/総行程に含まれています)は同じルートになります。

まずは三原山頂口遊歩道コースから。
三原山頂口というバス停まで車で行ってそこから歩いて行くコースです。
(レンタカーの場合は駐車場あり、バス停なのでもちろん路線バスでも行けます)、
このコースを歩いたのは2019年7月。曇りの日でした。

三原山頂口バス停
伊豆大島名産 椿のお土産
山頂口展望台
遊歩道
途中から見える三原山
噴火が起きた場合の避難場所
登りもありますが、基本舗装されています
ここからお鉢巡りのルートに。
三原神社。
1986年の噴火は全島避難を余儀なくされるような大きな規模だったにも関わらず、
山頂付近にあるこの三原神社を避けるように溶岩が進んで無事だったことから、
三原山の七不思議ともパワースポットともいわれています。
ゴジラ岩。
「ゴジラ」が伊豆大島にゆかりがあることと形状が似ていることから。
が、ゴジラに見える岩はこの他にもいっぱいありました。
ちなみに、映画「ゴジラ」シリーズには度々伊豆大島や三原山が登場します。
火口の迫力。火口の周りをぐるっと回ります。
お鉢巡りのコースは足場が悪いのでスニーカーなど、歩きやすい靴がいいと思います。
くれぐれもヒールなどでは行かないように。
火口はまるで地面にぽっかり穴が開いたような光景

次は大島温泉ホテルからの裏砂漠コース 。
スタートは大島温泉ホテルです。
大島温泉ホテルの温泉から見える三原山の景色が素晴らしいので、下山後に入浴するのをおすすめします。
訪れたのは2021年4月下旬。天気は晴れでした。

大島温泉ホテルの駐車場から登山道へ。最初はこのような遊歩道を歩きます。
少し歩くと、視界が開けた場所に出て、そこからは三原山を眺めながらの登山です
登りですがとても緩やかで歩きやすいです。
ただ、道は舗装されていないので歩きやすい靴をお忘れなく。
お鉢巡りコースに到着
お鉢巡りのルートは、(時計と反対回りした場合)三原山頂口遊歩道コース より手前からスタートになります。
晴れていたので遠くまで見晴らしが良かったです。
三原山を訪れるたび、ここが日本か~、とか、
伊豆大島っていろんな表情があるな~と驚かされます。
火口。

お鉢巡りのルートを一周すると、また同じ道を下って大島温泉ホテルに戻ります。

歩くコースによって、2~3時間は時間を要しますが、
三原山は伊豆大島を訪れたらぜひ見てほしい絶景のひとつです。

※どのコースを歩くにしても、必ず歩きやすい靴で。
※お鉢巡りのルートは風が強いことが多いので注意。
※天候が変わりやすいことも多いので雨具(カッパがベスト)を忘れずに。

三原山については、
島の人が噴火を御神火(ごじんか)、火山を御神火様(ごじんかさま)と呼び敬ってきたという呼び名や、
(伊豆大島には「御神火」という名前のお酒があります。また、三原山頂口駐車場近くには御神火茶屋という喫茶店もあります。)
三原神社の伊豆大島七不思議、過去に自殺スポットになっていた歴史、
ゴジラ映画に(様々なパターンで)よく出てくるため、映画の聖地にもなっているなど、
いろいろな背景やプチ情報があるので、調べてから訪れても面白いです。

また、三原山の噴火について詳しく知りたい方は、火山博物館という施設もあります。

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