プロペラ機で三宅島へ。珍しい「ブロッケン現象」にも遭遇。

伊豆諸島の三宅島へのアクセスは、
船で行くなら、東海汽船・竹芝桟橋から夜行フェリーで22時30分発、三宅島翌朝5時着。
(帰りは13時45分発 、竹芝桟橋 19時45分着)
調布空港から飛行機なら50分で到着。1日便が往復しています。

(なお、ヘリコプターは三宅島⇔伊豆大島、三宅島⇔御蔵島の往復あり)

2021年7月に訪れたときは、調布空港からの飛行機を利用。
連休を利用した2泊3日、金曜祝日の朝に出発して日曜夕方の便で戻る行程でした。
これまで、伊豆諸島の島へは夜行フェリー、ジェットフォイル、飛行機(羽田⇔八丈島間にANAが就航)、ヘリコプター(離島間のみ)を利用して訪れていましたが、調布空港からのプロペラ機は今回が初。
感想としては、とても便利!
船よりはやや割高なのですが、時間を有効に使いたい会社員の週末旅にはとてもおすすめです。

調布空港は調布駅からバスで約15分程度のところにあります。
調布駅北口のバス停から調布飛行場行きを選びます。
飛行機の発着に合わせてバスも出ていますが、1時間に1本程度なので乗り遅れにはくれぐれも注意。

調布空港。

離島の空港のようなサイズ感。

空港の中。

伊豆諸島の名産が買える自動販売機。

搭乗手続きカウンター。
余裕を持っていった方がもちろんいいですが、手続き自体はとてもスムーズで時間はかからないです。
持ち物は重さによって追加料金が必要です。5キロまで、無料。それ以上は1キロごとに330円の追加料金。

2階。

屋上から機体を眺めるスペースがあります。

ドルニエ機。
Dornier 228-212 NG。
飛行機ファンには人気のようです。
座席数は19席のみなので、予約はお早めに。

ドルニエ機は、ドイツのドルニエ社により開発された短距の離離着陸性能に優れた旅客機ですが、2002年に経営破綻で生産ストップ、2010年に同じくドイツのエアロスペース社がDo 228-212NGとして生産を再開。日本の新中央航空が最初に導入したそうで、今でも運行しています。(豆知識)

荷物を入れるところ。

正面から。

座席。

機内は離陸してしばらくするまで結構暑かったです。(7月)

離陸の瞬間はプロペラ機慣れをしていないと少し怖いかもしれません。
ちなみに揺れるとジェット機の比ではない怖さです。

三宅島空港。

とても小さな空港です。
レンタカーを予約していたので、空港までレンタカー屋さんが迎えに来てくれていました。
帰りもレンタカー屋さんが空港まで送ってくれました。

帰りの便。

帰りのフライトで、ブロッケン現象という珍しいものを見ました。
高い山などで見られることのある現象で、
背後から差し込む日光の影響で、影の側にある水滴や霧によって光が散乱され影の周りに虹のような光の環が現れるもの、ということらしいですが、
飛行機の陰の周りに虹が現れてとてもきれいでした。

飛行機利用のほうが、島に数時間長く滞在でき、本土に戻るのも早いです。
調布空港からの飛行機往復、弾丸旅行にもとてもおすすめです。

  • URLをコピーしました!