1杯2000円のラーメンの正体とは!?粟島グルメをご紹介

佐渡島より少し北にある、周囲約20㎞、人口約350人。
海と山に囲まれた美しい島、粟島。
そんな粟島グルメはビックリするものばかり。

①1杯2000円、粟島ラーメンの正体とは?
離島で食べる1杯2000円のラーメンと聞くと、何だろう?やっぱり離島価格で、物価が高いのかな?と思ってしまいますよね。訪れる前から気になって気になって仕方なかった粟島ラーメン。

粟島ラーメンが食べられるのは、粟島の西側にある釜谷という集落。
粟島には2つの集落があって、フェリーや高速船などが発着する玄関口となるのは内浦という東側の集落。
釜谷という集落は、アップダウンの多い坂を自転車で頑張ってこいで行った場所にあります。
集落を結ぶため島を横断する道路と、外周する道路がありますが、海沿いに外周する道路だと約1時間30~2時間ほどあれば到着します。(坂がきついので途中自転車を押して歩いたり、展望台から写真を撮ったりしている時間を含む。)

汗だくになあって訪れた釜谷集落にあるのが、かもめ食堂。
初めて「かもめ食堂」という名前を聞いた時、
思い浮かんだのはフィンランドのヘルシンキを舞台とした小林聡美さん、もたいまさこさん、片桐はいりさん出演の映画。
映画の食堂と同じ名前の食堂が、日本海側の、東京から何時間もかけ、さらに船を乗り継ぐ離島の、さらに自転車で1時間以上かけて辿り着くところにあるなんて…!と心が躍ったものです。

かもめ食堂
かもめ食堂の内観
テーブル席とカウンター席。お弁当もあるみたい。


この新潟県の粟島は、離島の魅力が凝縮された(規模や風景、実態など)離島で、特にサイクリングをする風景が本当に最高で、これまでに4回訪れているのですが(片道十数時間かかったり、船が数日に1本しかないような秘境の離島に行くことが多かったので、一度訪れたままになっている離島が多く、石垣島や奄美大島のように二次離島へのターミナルになっている離島や伊豆諸島のように東京から気軽に行ける離島以外へは基本一度訪れただけ、ということが多い中、4回行くのは多いほうです。)
初めて訪れた時は(離島の旅も初めてだったこともあり)、船酔いで食事どころではなく、
帰宅後にラーメンの存在を知るという悔しい想いをしました。
その1年後、2回目に訪れた時は、この2000円のラーメンを絶対食べる!なぜ2000円もするのか確認する!と意気込んで、
はるばる到着して注文をしたら、
お店のおばちゃんに「ごめんね、予約がないと作れないのよ」と言われ、絶句した記憶。
(確認しないこちらが悪いのですが、ここまでの道のりを思うと衝撃は大きかったです。その時は後述する「磯ラーメン」を食べました。)
そして、さらにその1年後、3回目の訪問時に前日に電話予約をして、念願の「あわしまラーメン」にありつくことができました。

こちらがあわしまラーメン \2000です。すごいボリューム。

出てきてビックリ。
まず、どんぶりがでかい。そして、麺の上にぎっしり、どっさりと海の幸が。
確かに、この海鮮をのせるためには予約しないといけないというのは納得。
そして、アワビ、イカ、タコ、サザエ、メカブ、ワカメ…などなど。そしてなぜかジャガイモ。
2000円、離島だからの(若干ぼったくり)価格なんてことは全くなくて、東京で普通に刺身として注文したらとても2000円では食べられない豪華な海の幸。これで2000円ならお得すぎるというか、、。
そして大きなどんぶりには、2.5人前くらいの麺。笑。
食べても食べても増えてる気がするレベル。笑。
こちらは、粟島に行くことあれば、経験としてぜひお召し上がりいただきたいですが、
4回目の訪問時には食べませんでした。
海の幸は、茹でずに生のままお刺身で食べたい…!でも、一度食べてみて損はないかもしれません。

②磯ラーメン
かもめ食堂の名物、磯ラーメン。
こちらは普通のサイズ、タコとワカメとサザエがのっています。900円。
2回目の訪問時に、あわしまラーメンが注文できず、頂きました。

磯ラーメン。

③サザエだらけ!浜カレー
かもめ食堂の浜カレー。800円。
サザエがどっさり入っています。具としてサザエは結構いいかも。

浜カレー

④粟島と言えば、わっぱ煮
粟島の名物料理といえばわっぱ煮です。杉を曲げて作った「わっぱ」という入れ物に、焼いた魚・味噌・ネギを入れて、熱々に熱した石を入れて沸騰させて食べます。

フェリー・高速船の到着する港のある内浦地区にある食堂「あわしまや」。
島で生まれた漁師のご主人による島で最初の食堂です。

食堂あわしまや
あやしまやの店内
あわしまやのわっぱ煮

おなじく内浦地区の食堂みやこや。

食堂みやこや。右に映っているのが2011年に役場で貸してくれた自転車。
めっちゃママチャリで、当時は切り替えもなく、登り坂がきつかった。笑
みやこやの店内。刺身定食屋煮魚定食も。
みやこやのわっぱ煮。

⑤おしゃれカフェができてた! そそど。
はじめて粟島を訪れた時は、昔ながらの食堂、昔ながらの商店。それ以外は何もない!というところだったので、3回目に訪れた時に、何やら今どきなカフェができていたのを見つけた時は大変驚いたものです。
「集落にしか飲み物を買うところがないので、サイクリングに行くときは必ず飲み物を買っていってくださいね」と役場の職員さんに親切にアドバイスされ、自動販売機で飲み物を買い、ヘトヘトで戻ってきてからも自動販売機で飲み物を買う、というスタイルだったので、
まさか帰り際にカフェでアイスコーヒーが飲めるなんて!という衝撃。
離島では1店の影響力がすごい。

そそどの外観
そそどの内観
そそどの店内」
そそどのアイスコーヒー

参考までに、1回目の訪問は2011年、2回目は2012年、3回目は2014年、4回目は2015年となります。

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