新潟県の小さな離島、粟島。
粟島で特におすすめしたいのが、サイクリング。
島をぐるっと1周できる道路があって、距離も1周が約23kmでちょうどいい距離感(アップダウンはそこそこあります)。
離島の美しい風景をじっくり感じながら是非一度、1周サイクリングに出かけてみて頂きたいです。
2時間強もあれば、ある程度健脚な人であれば1周できてしまうと思いますが、
途中で写真を撮ったり、休憩したり、昼食をとったりしながら4時間くらいかけて1周するのがいいかもしれません。
ゆっくり宿泊するのもいいですし、
1周サイクリングして、軽く海に入って夕方の船で帰る、という日帰りも可能です。
船が到着するのは、2つある集落のうち「内浦」というところにある粟島港。
こちら側に観光協会、役場などがあります。
初めて粟島を訪れた2011年時は、自転車を貸してくれたのは粟島浦村役場の窓口で、
休日当番の職員さんから「途中、自動販売機も何もないので、必ずこの集落で飲み物を買っていってくださいね」と念を押されたのが印象的でした。
(この「飲み物を絶対持っていく」の大切さは、後に別の離島で思い知ることになります。)
その後、2014年に訪れた時は、自転車を貸してくれる窓口は港の待合室に併設されている観光案内所になりました。
貸自転車は、この2011年時には切替のない古いママチャリだった気がしますが、
2014年時には気持ち3段切替のあるママチャリだったような気がします。
なお、自転車はフェリーでも高速船でも数百円の荷物料金で持ち込めますので、持ち込むことができる人は、貸自転車の性能を考えると自分の自転車を持ち込んでみるのもいいかもしれません。
また、2021年現在、観光協会のサイトを拝見すると、「アシスト付き」というのが追加されているので、もしかしたら電動自転車が追加されたのかもしれません。これは大ニュースだ!笑
自転車を借りたら、時計の反対周りでサイクリングへ。
下記に1周の風景を写真で掲載します。
釜谷集落にあるのがかもめ食堂。
釜谷集落を出発してしばらく進んだところにある急こう配の坂道が一番きつかったです。
自転車はとてもこげず、押して登ります。
2014年の訪問時に、新潟市内からやって来たという小学校低学年の男の子とそのお父さんが2人連れでサイクリングをしていて、展望台などで何度か休憩タイミングが重なり(同じルートを1周しているので)、何度か挨拶をし合うなど。
その男の子とお父さんが、この急な坂道を先に登り終えていて、坂の上から「がんばれ~!がんばれ~!」と、自転車を漕ぐわたしを応援してくれたこともありました。
(その後、帰りの高速船でこの男の子に再会し、お菓子袋からおやつを分けてくれて、こちらからお返しするものが何もなく、申し訳ない気持ちになりました。)
急こう配の坂道を登ったところにある展望台。
坂道を登りきった達成感もあります。
そしてここから一気に下るのですが、この下り坂が本当に気持ちいい。
坂を下ってまだ続く海沿いの道を進むと、ポニーのいる牧場やキャンプ場、海水浴場があります。
さらに進むと、また出発地点の内浦集落に戻ります。
特に緑の萌える初夏~夏の季節は左手に緑、右手に海の青とのコントラストがとても美しくおすすめです。