粟島灯台と階段

粟島には島を1周する道路と内浦と釜谷の集落間を結ぶ横断道路とがありますが、
初めて粟島を訪れた2011年10月は島を1周する道路の北端は土砂崩れによる通行止めでした。
(通行止めなのが分かったのは島に着いてから。)

自転車を借りて、島を横断する道路から粟島半周に出かけたところ、
(島の中央部は山になっていてアップダウンはなかなか大変でした。)
道中に「灯台入口」という看板を見つけて、
これはどんなものだろうと、自転車を止めて灯台へ向かいました。

看板から先は山道の入口のようになっていて、
階段が続いていました。
階段を登り始めて、暫く…、さらに暫く…、
次の角を曲がったら灯台があるだろう、と思うこと複数回、
だんだんと、何かがおかしいなと思い始めるのですが、
ここまでたくさん登ってきた分、その時間と労力を思うと引き返す訳にもいかず、
次こそは、次こそは、と思いながら結局さらに20分以上は登り続けました。
汗だくになって、息を切らして、やっとの思いで階段を登り終えると、
かなり枯れ草が生い茂った先に、何やら灯台のような建物が。
それとあわせて、虫がすごい勢いで飛び交っているなと思った視界に入ってきたのが、
「蜂注意」の巨大な看板。笑
ものすごい勢いでぶんぶん飛び交っているのが蜂!これは刺されたら大変だ!
ということで、階段を登るだけ登って、
その直後に慌てて駆け下りるという結果になりました。
40分以上も時間をロスをして、しかもひとりで…もう笑うしかない、というのが感想でしたが、
これもまあ、離島はヤバい(すごい)…!と思う一因となりました。

帰宅してから調べてみると、なんとこの階段は1000段以上もあり、
さらに灯台は結構有名なものだということが分かりました。
粟島で一番高い山の上にありますが、灯台がある高さは日本で第3位、また光達距離は日本第2位で、
灯台好きがわざわざ島まで写真を撮りにくることもあるのだとか。

わたしはこれ以来、灯台を再訪はしていません。



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